百日紅。

いつの間にか街はすっかりXmas＆年末ムードですね。
こんな時は今まで溜まった一年のツケをまとめて処分する絶好の機会。
そこで先日、我が家の表札下の花壇を母と整理してきました。

大体縦１ｍ横80cm深さ80cmほどの箱なんですが、
そこには中途半端に伸びたサツキとミニバラとツタが雑然と広がってました。
とりあえず壁や車庫門に蔓延ったツタを引きちぎり、
サツキ４株（数え方が株でいいのかは不明）とバラを駆除。
昼の１時半から始めて３時間ほど経過してました。
サツキのひげ根に絡んだ土が重く、徐々に掘り出しての作業です。

が。

掘り進めていると、何かがおかしい。

明らかにサツキとは違う太い幹のような根が地中深くに横たわっているではありませんか。
しかも長く、なかなか一思いに抜くことができません。
陽がだんだんと傾いていく中、私と母に嫌な予感が走ります。

……。

これは、いつぞやの忌まわしき百日紅！


今から三年ほど前でしょうか。
当時も箱庭が荒れており、掃除をしようという話がありました。
原因はあのサイズの土にもめげず、成長しようとする脅威の百日紅！！
箱いっぱいに根をはり、表札を覆い隠さんとばかりに枝を伸ばし、これ見よがしに花をつける魔のぴんく！(笑)

あの時はあまりの根の深さに根負けし、最後は根をちょん切ったのですが…。
まさか今日まで地中に息を潜め、復活を目論んでいたとはっ！
今度こそその根を断つ！！と私たちはシャベルを握り返したのです。

恐るべきはその生命力。
てっきり土の中で枯れていると思いきや、折ると未だみずみずしくしなやかに抵抗するではありませんか。
掘れども掘れども親指ほどの太さのまま、根はさらに奥深くへと潜っていきます。
どうやら頭を失って地上を探していた模様。
しかもその方向を間違えて下に下にといってしまったようなのです。


結局その日は終わらず、翌日父をまぜて作業をすることになりました。
が、70cmほど掘っても先が見えないことと、物理的に箱より外にまで伸びている可能性が高いことから
ここでまた剪定することが決まりました。
今はもう上から土を被せ、木ではなく苗を植えています。


げに恐ろしき百日紅…。
これも、すべては無計画に高木を地植えにした我が家のミス。
みなさまも囲いで植物を植える時は鉢で制約をかけるか
木を植えないことをおすすめします。

体中筋肉痛です;;（泣）