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アニメとか東方とか好きなダメっ娘めがねの独白。
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エリザベートウィーン版のミュージカルを観てきた。
祖母の誕生祝いで家族が揃った時に下の妹が
今度一人で行こうと思っているとか抜かすので
私と真中が待ったをかける形で行くことになった。
何抜け駆けする気なんだ、お前は。
しかし急な話だったのに、三人ともうまく都合の付く日があるのもすごい。
初日の公演、梅田芸術劇場。
財布の都合により今回はB席、三階の五列目というちょっと微妙な席。
やっぱり舞台遠いですね、でも真ん中寄りだったので全体がよく見えました。

実は下の妹は以前の大阪公演を観ており、今回は二回目。
その時CDを買ってきてたので、それを聞いていた私達も予習はばっちり。
でもやっぱり生の方がいいよねぇ~♪
主役のマヤがすごかった。さすが1027回目のエリザベートなだけある。
ルキーニとトートは音源が素晴らしかっただけあってちょっと残念でした。
つうか全体的に初日公演って得てしてあんまり飛んでこないですよね。
もちろん三階席というのも関係あるでしょうが…。
しかし、日本特別バージョンということもあり
ずっと字幕が流れるんですが、ルキーニが語る場面の一つで
それが流れない→ルキーニが日本語で歌うという演出がありました。
会場がどよめきました(笑)
舞台後もマヤを始め関係者の挨拶が通訳ありなしで行われたり、
みんなで歌いましょう!とマテ(トート役)とルドルフ役の方が
ドイツ語日本語の交互に歌ってくれたりと、初日ならではのイベントも素敵でした。
お客さんの雰囲気も良く、見えた限りでは一階の前列部分は総立ち、
私達の周りもちらほらスタンディングオベーションの喝采。
とても楽しいミュージカルでした。

エリザベートは前からストーリーや歴史背景は知っているつもりだったんですが
今公演で皇帝、その母親皇后、民衆、エリザベートの家族、そしてエリザベート本人が
それぞれの立場でそれぞれ苦しくて、でもその苦しみから逃げられなくて
もがいたり抗ったり悲嘆にくれたりする様を見せられ、全体を通しとても悲しくなりました。
時代のせいと言えば簡単だけれども、結局は人間なんだからしょうがないのかな。
ただ、何をどうすればよかったのか分からないけど
少なくともエリザベートは死によってすべての苦しみから救われたんじゃないかしら。
誰より自分を生きる事に必死だった。だからこその死の救済。
そんな印象を受けました。

それからトート、死という役を作ることでエリザベートの生き様を
よりドラマチックに演出する脚本にも改めて感銘を受けました。
いや、実際すごいよ。宝塚風に闇の王みたいな感じで恋人として考えるより
ずっと奥深いし考え方が変わる。欧州の死の擬人化はどこまでも現実的。
…まぁ、感覚で掴んでるだけだからうまく表現できないんですけど。
どこかで「ドイツは芸術を感情でなく頭で考えて捉えている」みたいな文を読んだけど
まさにそんな感じ。どこまでも抒情的なくせにとっても理路整然としてる。
こういうミュージカルは好きです。
ただ、舞台演出は正直微妙だった。
舞台装置、もっとどうにかならなかったのか。
あとオケの位置も不思議すぎて。ついでにいうとドラム叩きすぎじゃない?
でも最初から完璧な舞台なんてないし、公演中に変化するのも醍醐味の一つだよね。
余裕ないからチケットは買えないが(ぉぃ
この20周年記念の公演が無事演じきれる事を心よりお祈り申し上げます。
特にマヤはエリザベート役を今公演で終わりにするらしいので(日本だけだっけ?)
ぜひ素敵な舞台を演じてほしい。
…さて、ようつべで他の演技も観に行くか。←

************

長々と書きすぎ!!
手持ちのTHEハプスブルクの雑誌コラムと併せての感想だから
正直色々ごっちゃになってる気がする…。
でもこういう時、世界史やってよかったなぁとつくづく思います。
次は現場に行くべきですよね!欧州旅行したいっ!!

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自己紹介:
幼い頃からアニメが好きなめがね。
昔は一話まるごと台詞を暗記できたが、最近は部分的にしか無理。
ちなみにジブリは常識です。
東方がお気に入り。最近は遊戯王にもちょっとはまりかけ…。
遊びは金をかけずに!が信条。それでも自他ともに認めるオタクです。。
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